NOV
 
 

 
  11  
       

1999
 

 
 文房具・個人情報サイト「ステーショナリープログラム」
 ステーショナリープログラムではデザイン・機能の優れた文房具をテーマにしています。
 


■ コルク装のリングノート
 
米国製のリングノートです。
ボストン在住の方から送っていただきました。
独特の作りを写真でご紹介したく、今回掲載しました。
 [ Cork Book ] Michael Roger Press, Inc / U.S.A.
 
リングを除いた用紙部分の寸法は180mm×250mm(B5判位の大きさ)
厚さは21mm(表紙3mm×2 , 用紙15mmの合計)
腕時計と比較して大きさを想像していただけるでしょうか?
日本ではほとんど見かけない大型,厚口のリングノートです。
14.95ドル
 
特徴はその表紙、全面にコルクが貼ってあります。
と言っても、ホビー用のノートではありません。
大人が使える落ち着いた雰囲気の製品になっています。
用紙は白無地。平滑な画用紙といった感じの厚口物です。
 
コルクの厚みはコンマ1〜2mm位でしょうか。極めて薄いもの。
これが、木製の板のように硬くて分厚いクラフト表紙の全面に丁寧に貼られています。
写真(下)でご覧の通り、コルクは表紙の角まできれいに回り込んでおります。
 
下地となるクラフト表紙には事前に青色の紙が貼られています。
この上に薄いコルクが貼ってあるので、ところどころコルクの穴から下地の青が見えています。
そのカラーマッチングがなんとも言えません。
(今回は奮発して大きな写真を載せました。製品の雰囲気、伝わりますか?)
リングがダブルタイプ、しかも銅色になっているのも注目です。
リングノートならではの美しさがそこにあると思います。
 
素材からくる存在感、質感により、ノートを手にしたときの満足感もかなりのものです。
コルク部分を指で強くこするとポロリとコルクがはがれ落ちます。
ながく使い続けるとコルクのはがれや色の変化などで味が出てくるものと想像されます。
 
日本の雑貨店でよく目にする米国製のリングノートと言うと学生向けの物が多いですが
このように大人が長期間に渡って、しかも人前に出して使うであろうリングノートが
それ相応の仕上げを施されて存在していることが感動です。
こういう物を知ってしまうと「リングノート専門サイト」を開きたくなってしまいます。
どなたか作りませんか? :-)
  
(jfさん、ありがとうございました。)
 


 
■ 雑記
 
こんにちは!
 
ここ数年というもの、時間とお金をリンクして考えることが多くなってきました。
それは自分の自由な時間がとても少なく、歳ばかりとってしまうあせりの気持ちが原因で
お金に代えても時間を買いたいと強く思うようになったのであります。
カミサンにもその考えを勧めています。
 
子供がいると、自分たちの持てる自由な時間は1日せいぜい1〜2時間ほど。
これは平日も休日も変わらないようです。
ちょっとWebなんか見てたらそんな時間もすぐに消え飛んでしまいます。
このようなことでは自分が継続的に行いたいテーマはいつまでたっても完成しません。
 
それで
「お昼ごはん、ここで外食すればこの金額であとの1時間が浮くよ。」とか
「この紙オムツ、200円向こうの店の方が安いけど、移動と駐車場待ちの時間考えたら
 こっちのほうがいいよ。」
とかテキパキと割り切って考えるようになってきました。
 
チマチマと積み上げて、でき上がった時間をゆっくり使う。
まあ、そこまで理想的には行きませんが、そういう指向だけは持っています。
毎日こんなことを考えるのは変でしょうか?
 


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