2006年1月12日
■ ごあいさつ
寒中御見舞申し上げます。

旧年中はたいへんお世話になりました。
遅ればせながら、2006年もステーショナリープログラム、
よろしくお願いします。

ブログ(LowPowerStation)でお知らせのとおり、
年末より体調を崩し、しばらく更新ができないでおりました。
周囲からは「年末年始の故障は恒例行事」と呆れられております。
、、そのあたりの顛末はブログに譲るとします。

今年の抱負、というものはまだ無いのでありますが
更新ができないでいたあいだに見聞きして感じたのは
文房具でもカメラでもそのほか電気製品やクルマでも
世間の評価(人気度)と製品の本当の良さには
あいかわらずギャップがあるなということです。

ヒット商品。最近はあるジャンルの製品の中でひとつだけ極端に
人気が集中してしまう傾向が多いようです。
それは製品の見かけが時流と一致したとか、TV+Webの力で短時間で
クチコミ効果が表れたのか、本当のところはわかりません。

でも、あまりにも短かい時間に人気が高まる様子を観察しますと
それを買うに至るまでに製品(実物)をゆっくり確かめることをしない
つまり「その企画にオレもいっちょ乗ってみるか」的な動機で動いている
人が多いのではないかと想像しています。クルマの売れかたにもそれを感じます。

私が一昨年にある製品を買った際、いままで主流だったメーカーと
さかんなTV-CMとスタイル重視のボディにより人気急上昇中のメーカー、
二つを選ぶ機会がありました。
そこで私は、この製品のジャンルで一番大切な機能について販売店で
稼働をしてもらったところ、後者は冗談にも使えるとは言えない性能
であることが明らかになりました。

自宅に戻り、大手のWebサイトで両者を比較したレポートを確認したところ
この肝心な弱点を突いた意見は皆無で、後者のスタイルを褒めているだけです
このジャンルの製品なら、まず最初に試すであろう部分に触れないのは
本当におかしな事であると思いました。

確かに人気商品とは「旬のもの」ですから、
ユーザーが飛びつくのには致し方の無いところもあります。
しかし製品を評価・紹介する立場にある人は、
そうした「ノリ」に流されたり、人気に乗じて推測で判断したり、
一番大切ところを見抜けない、本当の事が分からないor言えない
ようであってはいけないと自戒を込めて思ったのでありました。

そうした考えから、
ステーショナリープログラムが本当の事を言えるサイトになりたい、
そのための基礎づくりをしてゆきたいと考えております。

年頭から硬いこと言ってすみません。
ぼちぼち始めてまいります。