特集:ステーショナリープログラム的クオバディスの楽しみ方
ごぞんじ、フランス発のダイアリー「QUOVADIS(クオバディス)」。
その洗練されたページ・レイアウトとスタイルもすかっり日本に定着してきました。

本ページでは、私のQUOVADISとのつきあい方をご紹介します。
この中から皆様に新しい楽しみかたを発見していただけたらと思います。

メニュー
1:QUOVADISとの出会い
2:QUOVADISを楽しむ1年
3:ダイアリー引き継ぎテクニック

■ QUOVADISとの出会い

私がQUOVADISのダイアリーを手にしたのは意外と遅く、今から3年前の1998年
の秋ごろです。輸入系雑貨店に沢山ならびはじめ、気になって買ったのが最初。
輸入手帳だったので用紙から綴じ方まで気になり、1冊はバラバラに分解もしました。

・システム化の好きな(笑)フランスのお国柄があらわれたページレイアウト
・ハードな使用に耐える用紙・カバー・綴じ構造
・用途別に良く考えられたバリエーション

こんなところが当時の評価だったと思います。ビニール表紙でも胸を張って使える
なんとも言えない、この良い雰囲気が私を引きつけました。

■ QUOVADISを楽しむ1年

ページをめくる、、その量的な手ごたえで1年の移ろいを感じることができます。
使いはじめて3年目。だいたいこんな1年を過ごしています。

1月:毎年違うモデルを買うため、この時期はいつもページ構成に馴染めない。
2月:自分なりの記入の体裁が整ってくる。
3月〜4月:年度末から新年度移行の時期。記入量が急激に増えてくる。
5月〜6月:使ったページに厚みが出て慌てる時期。で、なにか新しい事を始める。
7月〜8月:1年の半分が過ぎたことを実感。半年分のダイアリーをじっくり見直す。
9月:来年モデルのカタログが出てソワソワ。どれにするか悩んで楽しむ。
10月:日本公式サイトにも来年モデルの情報が公開。オンラインでも入手可能に。
11月:店頭で実物を確かめ、思いが高まったところで来年モデル購入!
12月:1年間書き留められたアレコレを整理し、来年のダイアリーに引き継ぐ作業。

■ ダイアリー引き継ぎテクニック

紙のダイアリーで唯一できないのが来年へのデータの「自動」移行。
でもその手間も、過ごした1年を思い返しながら楽しい作業にしております。

左の写真は私が愛用するダイアリー
「クオバディス・アジェンダスコップ」
の使用イメージです。
注意:本品は2001年版英語エディションですが、2002年版
ではフランス語エディションのみが国内販売されました。

写真をクリックすると拡大します。
拡大すると、ページの中にマーカーやペンで色付けをしている
箇所があることがわかります。(詳しくは次の項にて)

年末12月後半に入ったころ、1年間使ったQUOVADISをパソコンの横に置いて
「手動移行作業」に着手します。
でも最初に手にするのはマーカー(蛍光ペン)と派手な色の水性ペン。
第1週目のページを開いてスタート!、、来年に引き継ぎたいデータを抽出する作業です。

抽出する項目は:

・人:住所/電話番号/メールアドレス
・事:アイディア/プラン/そのほか重要事項
・思:その時ごとの気持ちを紙に書き留めたなら、そこにもマーカーを。

住所などパーソナルデータはパソコンのデーターベースに移行します。
あとあとまで残しておきたいアイディア、プランは専用のアイディアノートに。
だれかの誕生日、特別な日はピックアップして次のQUOVADISに書き写します。

マーカーしながら、どこにも書き写されないデータもあります。
それはそのままにして、今後このQUOVADISを読み返したときに素早く探しだせる
目印になればそれで良いのです。

パソコンのデーターベースソフトはあいかわらず「ファイルメーカーPro」。
カード型データーベースソフトの古参。最近はWindows版も定着し、Palm OS対応
にもなっています。個人パソコンでもデーターベース・ソフトの活用は重要でしょう。

さて、データ書き写しも終わり、役目を終えたQUOVADISはどうなるのでしょう。
、、、それは大切に本棚に保存されます。バックアップ電池交換の心配もなく、安心
してずっと記録が残ります。

私はいままでいろいろな携帯端末を使ってきましたが、すべての記録は電池の消耗と
共に消え去りました。もちろん携帯端末にもメリットはあるものの、紙のダイアリー
最大の利点は、この「使用後の価値」なのかもしれません。

(つづく)