FEBRUARY 15,1999
 


■ 芯くり出し量が調節できるシャープ / STAEDTLER 925 95 xx
 
ノック1回で繰り出される、芯の長さを自由に調節できるシャープペンシル。
そんな待望の機能を備えた製品が製図用具で有名なステッドラーから登場していました。
 Mechanical Pencil [ Model 925 95 03 ] STAEDTLER / Germany
 
正式な製品名はわかりません。軸に[ STAEDTLER 925 95 03 ]と書かれています。きっとこれ
がモデル名かと思われます。末尾の[03]は芯径でしょう。写真は0.3mm芯のもの。
他に0.5mm/0.7mm/0.9mmの製品が売られていました。
購入価格は¥1,200.-。東京新宿のTOOLS新宿MY CITY店で入手しました。
 
クリップとノック部の間にある切削加工が施されたリングを回すと、1回ノックする際の芯の繰
り出し量を無段階に調節できます。
当ページ実測で、最小0.15mm/ノック〜最大1.85mm/ノックの調節幅がありました。
 
 
せっかく好きなデザインのシャープペンを買ったのにノックしたときの芯の出具合が自分の考え
と違うとがっかりするものです。特に0.3mmのように細い芯径の場合、その量は気になります。
この製品の登場は、ステッドラーが「深いユーザー」の気持ちをちゃんと心得ていることの証し
と言えるでしょう。
 
ボディ全体は同社の製図用品をイメージさせる重厚な金属製。直線的でクールなデザインですが
梨地仕上げの軸、グリップ〜軸の段差面に施されたテーパー加工により、筆記時の手への違和感
は少なめです。よく見ると微妙な曲線を描くクリップの形状が秀逸で製品の質感を高めています。
 
製図用途のため、ペン先の「筒」はかなり長めの設定です。
0.3mmモデルではこの筒と芯との間のガタが少々大きめなのが気になりました。購入の際はこの
点をよくご確認されることをおすすめします。
 


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