FEBRUARY 28,1999
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最近のことば
おひさしぶりです!
昨日の朝日新聞のコラム「天声人語」にちょっと気になる記述がありました。
某メーカーの社長さんのお言葉で
「幸せの青い鳥が見つかるはずだと、毎年山のように新製品を出してきた。
こんな見てくれだけのガンバリズムが会社を水膨れにした。」
「頑張ります、という社員には、頑張らなくていい、と言うことにした。」
、、この会社では850品目の製品を2年で半減するつもりだそうです。
これは日本のメーカーの多くに当てはまることではないでしょうか。
「バリエーションだけを増やし続け、入魂の製品はひとつも無し。」
このような物の作り方はもう終わりになるといいですね。
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フィスカース社のハサミ
今回もハサミです。
ちょっと感激しました。
フィンランド,フィスカース社の製品です。
[ FISKARS AVANTI ] FISKARS / FINLAND
パッケージに記載されているスペックは次のとおり。
・刃はスウェーデン・サンドヴィック鋼を使用。
・用紙の厚みに合わせて、かみ合わせの調整ができる特殊ネジ使用。
・PBT樹脂+強化グラスファイバー製のハンドル・グリップ。
(スウェーデン鋼は良質のハガネとして昔から有名です。)
一番の特徴はハンドル・グリップのシェイプです。
下の写真をご覧いただければ判るでしょうか?
指の掛かりに合わせて「有機的な」曲線でグリップが形づくられています。
手にしっとりと馴染む感じ。
そしてこの感じ、形だけではなくハンドル・グリップの素材に起因するところもあるようです。
同じ樹脂でも、素材や表面の違いをヒトの手は微妙に感じ取ることができると思います。
その他、、
刃先がイルカのクチのように丸味を帯びているので安心感があります。
切れ味は、「サリッ」としていてなめらかさには少々欠けます。
が、刃先の当たりが明確にわかる硬質な感じが良いと思います。
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