JUNE
 
 

 
  27  
       

1999
 

 
 ステーショナリープログラムではデザイン・機能の優れた文房具をテーマにしています。


 
■ LAMY2000 4色ボールペン
 
先日の「ITO-YA 玉川店」にて、LAMY2000シリーズの4色ボールペンを購入しました。
 
 ball point pen (4 colour) [ LAMY2000 Model:401] LAMY / Germany
 
ドイツの筆記具ブランド:ラミーの製品。
LAMY2000シリーズには、万年筆,ボールペン,シャープペンシル,そしてこの4色ボールペン
の計4つがラインアップされています。
今回の製品は黒・青・赤・緑の4色ボールペンが収容された"Model 401"で、税別8,000円。
LAMY2000シリーズは、オリジナルモデルである万年筆の登場が1966年とのこと。
実に30数年前のデザインということになります。
 
>> LAMY2000 製品詳細はLAMYのサイトへ
 
仕事と私用で黒/青のボールペン・インクを使い分ける私に、多色ボールペンは最適。
LAMY2000に4色ボールペンがあることを約2年前に知ってから、ずっと欲しかったのです。
で、とうとう買ってしまいました。
 
本体は軸が黒色の樹脂、先端がステンレス・スチール。
そのどちらの部品にも極めて微細なヘアーライン加工が施されております。
ここがLAMY2000シリーズのデザイン上の特徴です。
本品に光が差すとボディ全体にやわらかなトーンが浮かびあがります。
 
クリップはステンレス無垢材の削り出し。ここにLAMYの文字が小さく刻まれております。
 
手にして、樹脂部分の予想外の軽さにびっくり。
いっぽう先端のステンレス部品は充分な重さがあり、筆記時の重量バランスを取ってます。
軸表面のヘアーラインはとても繊細かつ華奢のため、乱暴に扱うことはできません。
ペン立てのなかにガサガサ入れるのは禁物です。
 
驚くのは、各部品の勘合部分に段差がほとんど無いこと。
持つ手に本体がしっくりと馴染みます。
 
機構上の特徴は、4色ボールペンにもかかわらずノック部分が1本であるところです。
軸に小さく塗られた色表示にしたがって使いたい色を目視しながらノックすれば、その時の
ペンの角度で自動的に色が選択され、ペンが出てくる仕組み。
がっかりなのはノックの動きが「サリサリ」と少々渋いこと。
 
書き味はこってりとなめらかな感じ。
収容リフィルは型番#M21。
ボテが少し出ます。
 
30数年前のモダン・デザインを実用的な4色ボールペンで楽しめる点が良いかと思います。
 
■ 皆様からのレポート
 
本製品を、ラウンジでお馴染みの [ hirohiro26 ] さんが購入されていたとのことです。
レポートをいただきましたのでご紹介します。(抜粋,改行位置変更)
私の勝手な LAMY2000 のデザイン評価は…。
バウハウス、好きなんですよ。
建築、ポスターなどの平面構成はよく書籍などで見ていたのですが、
実際に商品を手に取ってみるのは初めてでした。
たしかにモダンデザイン(機能主義)らしい無駄のない形にはビックリ。
本体軸と先端軸を回転させながらピタッとはめた時のつなぎ目は素晴らしい。神業。
たまに思った色が出てこないのには笑っちゃいますが。
自分の思い通りに行かないのが世の常と思って割り切ってます。
以上。
 
hirohiro26さん、ありがとうございました。
 
>> hirohiro26さんのサイトへ
  


 goto >>> Home Menu