JAN.
 
 

 
  12  
       

2000
 

 
 文房具・個人情報サイト「ステーショナリープログラム」
 ステーショナリープログラムではデザイン・機能の優れた文房具をテーマにしています。
 


■ 2000年
 
ステーショナリープログラム、本年もよろしくお願いします!
 
2000年ということで私なりにサイトに対する抱負とか考えてみたりしたのですが
まあいままでどおり、製品の良い所を見いだして、楽しい話題を中心に記事にして
ゆくのがいちばんと思いました。
 
ところで先日ラジオで評論家の竹村健一氏がこんな言葉を紹介していました。
 
Foods for Thought
 
訳すると「考えるための栄養(になる)」で、これは良い書籍の要素だそうです。
つまりその書籍を読んだ人に、その本の中にある情報以上に、読者に何か考える
機会が与えられるのならば、それは良い本であるということだそうです。
 
なるほど。
ウチのページもそうありたいなあ、、。
なかなか無理かもしれませんが、意識してゆきたいものです。


■ 手帳二題
 
手帳をふたつ買いました。
 
・ひとつめ。
 
時系列で記録されるメモのために、今年も「クオバディス」のダイアリーを購入
しました。
去年は「Business」という100mm×148mmサイズのダイアリーでした。
この「Business」のサイズは筆記には最適ながら、去年1年間のメモ総量を見直
して、もう少し小型のダイアリーにトライしてみることにしました。
今年は「Trip Prestige」です。サイズは89mm×125mm
 
 [ Agenda Planning Diary (Trip Prestige) ] QUO VADIS / FRANCE
 
クオバディスで「Prestige」の名前が冠されると用紙の色がベージュになるようです。
文字の書体や罫線の色も落ち着いた雰囲気になっております。
個人的には「Business」の、ざっくりした感じの白い普通の紙も好きですが。
 
ページが小型になっても機能的なレイアウトに変わりはありませんが「Business」
では各見開きページに配置されていた1ヶ月カレンダーが無いのは寂しい限りです。
この1ヶ月の位置を見通せるのがクオバディスの魅力でしたので、、。
1ヶ月カレンダーはページ後端の見開き片面に3年分(!)が集約されています。
カレンダーを頻繁に参照する私はここにPost-itの見出しを貼り付けました。
 
・ふたつめ。
 
ちょっと変わった製品を買いました。
 
カミサンも使っている「PTM (Personal Time Management)」という銘柄です。
 [ PTM (Personal Time Management) ] ITALY
 
黒色なのでちょっと判りづらいでしょうか?
何が変わっているかと申しますと、「3穴」のリフィルを使用しているのです。
つまり極めて小さいサイズなのです。
下の写真で「ミニ6穴」バインダーとの比較を示します。
 
 
リフィル寸法は56×87mm。ほぼ名刺大。
3穴のピッチはいわゆる「ミニ6穴」や「5穴」のリフィルのそれと同じです。
 
個人的に手帳はB5版程度の大型が使いやすい(=筆記しやすい)のではないか、と
最近考えておりますが、その使いやすいサイズはリングノートに任せ、あえて試験
的に極小サイズにトライします。
用途は一般メモ筆記,PCのデータベースを綴じるなど何らかの工夫をしてみたいです。
 
ところでこのPTMの3穴は、マルチメディアクリエイター(?)の高城剛氏が愛用
しているそうです。氏の持ち歩き用品のほとんどが電子手帳やデジカメなどの電子
ツールである中で、唯一のアナログな記録用品がこのPTM3穴とのこと。
つまり電子化最先端(?)の氏の最後の砦をこの「3穴」が担っているわけですね。
 
製品は柔らかな皮革素材で出来ています。
この素材、「カーフ」と呼ばれているものだと思います。
紳士用財布によく使われるものと言えば判りやすいでしょうか。
カバーには「Handmade in Italy」と刻印があるものの、、そんなに緻密な作りとは
言えないかもしれません。
 
価格は¥15,000-。
これを輸入雑貨店「F.O.B COOP」のセール品で半額近い値段で購入。
このお店は女性向けの洗練されたデザインのキッチン用品などを多く取り扱っている
のに、たまにこういった製品をポツンと店頭に並べる不思議なお店です。
1年ほど前からこのバインダー試してみたかったので、うれしい発見でした。
 
PTM3穴バインダーは、銀座のITO-YAさんに行けば様々なカラーと素材の最新モデル
を見ることができると思います。(こんど確認してきます。)
 
さて、PTMのリフィルは値段が比較的高いので、PTMでしか見ることのできないこの
3穴リフィルを購入していたら大変なことになってしまうかもしれません。
このため、もう少し一般的な5穴のリフィルを綴じ込んだり、名刺サイズの用紙を買っ
てミニ6穴のパンチで穴開けしたものを使うなどするのも手かもありそうです。
 
実際、私はエーワン社のプリンタ印刷用名刺シート(A4サイズ8枚連結)にPCのデータ
を印字して、このバインダー用のリフィルを作成してみようと考えております。
 
さて、これらの手帳を組み入れ、今年は次のような手帳&ノート構成で始めてみます。
 
・クオバディス ダイアリー:スケジューラ&ダイアリー
・PTM3穴バインダー:PCデータ持ち出し用など検討中
・リングノート1:ステーショナリー関連のアイディアノート
・リングノート2:仕事の日々のTODOとメモ用
・A4/2穴バインダー:仕事のドキュメント持ち出し用
・Apple Macintosh PowerBook:仕事用&サイト作成用
・シャープ製メール端末:移動時のメール受信用
 
このように複数に分割するのは一見煩雑に思われるかもしれません。
けれどもテーマごとにノートを分冊すれば気分の切り替えができるメリットもあります。
 
用途未定のままPTM3穴を使うのはちょっと非効率的かなと思ってはいます。
これは、持つこと自体を楽しむための趣味用として使おうと考えています。


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