JULY
 
 

 
  11  
 

 
   

2000
 

 
 文房具・個人情報サイト「ステーショナリープログラム」
 ステーショナリープログラムではデザイン・機能の優れた文房具をテーマにしています。
 


 
 
■ DIAMOND BOX
 
実家の建て替えのため、自分が残してきた書籍や雑誌(そしてガラクタ)を整理する
ことになりました。自分の部屋だった押し入れを探ると次から次に懐かしいモノ達が
出てきて片づけがはかどりません。
 
中でもうれしかったのは情報誌「DIAMOND BOX」の"発掘"です。
ダイアモンド社が発刊するコレには「ハイテク時代の知的生活情報誌」との副題が付
いており、ワープロ、住宅、書斎、クルマ、手帳、そして文房具と、ビジネスマン向
けモノ雑誌の源流と言えます。
 
(皆さんの中にも読まれたかたが多いのでは?)
 
私は当時この"BOX"を初めて読んだとき、その文房具関連の記事を見て文房具や手帳
を楽しんだり味わっている人が沢山いることを知り、とても幸せな気持ちになったの
をおぼえております。自分ひとりではなかったのだと、、
 
手元にあるのは1987から1989あたりのもの。タイトルを追ってみましょう。
・手際のいい道具(定番文房具からヒット雑貨まで)
・知的時間の拡張技術
・闘う住宅(ある建築家のシステム収納への試み)
・沈思黙考から情報発信基地へ(書斎の未来設計図)
 
タイトルをご覧いただいてお判りのとおり"BOX"の優れているのは、ただのモノ陳列
雑誌に終わっていないことであり、かならずその製品の使いこなしや開発動向を紹介
しており、記事ひとつひとつに対するバックグラウンドの大きさを感じることです。
そして、まだ携帯電話が本格化せず、インターネットという言葉が登場しない当時の
状況下で書かれた記事にもかかわらず、いま読んでもでもこれら記事に色あせを感じ
ないことが素晴らしい点です。レイアウトも良かった。
 
もうひとつ、文房具や電子機器をいつも「道具」という表現で捉えているところが
私の個人的な価値観と一致するところでした。今まで意識していませんでしたが、こ
れを読み返しますと、ステーショナリープログラムがじつは"BOX"を原点にしている
のだと自分で驚いております。
 
"BOX"の編集人、和田昌樹氏と当時のスタッフに感謝。
 


■ VISOR(その2)
 
ハンドスプリング社の携帯端末「VISOR」(バイザー)購入から約1週間。
さしたる手間も無く、あまりに簡単に使えるようになり、すでに第一線で活躍中です。
 
いまのところは、日々発生するToDoリストを集約・管理しています。
まだ、メールやWeb周辺のデータをコレにリンクさせることは考えていません。
携帯端末については「すべてを1台でこなす必要は無い」というのが長年の経験から
出た私なりの考えなので、このVISORについても自分にとっての適材適所を考えて
活用したいと思っております。
 
面白いのが、VISORを本格導入しても「クオバディス」のダイアリーを手放す方向に
はならないという事です。
電子オーガナイザーは近い将来のスケジューリングについてはフレキシブルに対応
してくれますが、長期的な見通しや一度過ぎた出来事の記録にはやはり紙の手帳が
相応しいような気がします。
 
日曜日はVISORを持って近所へお散歩に出かけました。
 
 
エディーバワーの小型バッグにフロスティーホワイトのボディが似合ってます。
VISORのシースルー・ボディはなんとなくオフ向きな感じ。
 
  [ Rotring " Multipen Exective " & Handspring " Visor " ]
 
写真左側のペンはロットリング多機能ペンの最高峰「マルチペン・エグゼクティブ」。
黒・赤・蛍光ボールペン+0.5mmシャープが厚口のメッキボディに収納されています。
この蛍光ボールペン部を外してスタイラス(入力ペン)チップに換装しました。
VISORに標準装備のスタイラスと比較し、ペン先の滑らかさは明らかな違い。
もう戻れません。VISORを買ってはじめてその差が判りました。
(このペンもスタイラスも、信頼文具舗で取り扱い開始です。)


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