2001年6月25日

■ コクヨ 方眼直線定規

「コクヨノヨコク」でおなじみ、コクヨの直線定規です。

これも出てから1年近くなりそうです。私は先月やっと買うことができました。

最近テレビC.M.に出ているコクヨの「UNIVERSAL DESIGN」シリーズのひとつです。

今回購入は20cmの長さのもの。

品番:CL-RG20 (\250-)

■ 目盛りが、、

本製品最大の特徴。目盛りが1センチごとにキレイな弧を描いています。「ウェーブメモリ」と名付けられたこれは、1センチの前半5ミリなのか、後半5ミリなのか、使い手が直感的に判るようなっています。数字の大きさと相まって長さの読み取りやすさを高めています。

この種の製品で増えつつある方眼印刷が本品にも盛り込まれています。平行線を描く時に便利。さらに本製品では方眼の一部がスクリーントーン状に塗りつぶされており、一部の方眼がポッカリ中抜けしています。これは、データが羅列された表などにこの定規を乗せて1行ずつデータを読み取る際のガイド機能となるのです。

目盛りと方眼の印刷、あとほんの少し細かったらと思いましたが、精度の高い印刷で、耐久性もありそうです。

印刷の色、ペールカラー系の微妙なトーンのブルーがキレイです。手に持っているときは目立たないのが、紙の上に置くと映える色です。

■ UNIVERSAL DESIGN

事前に設定したテーマに沿って製品を開発する手法は「良いもの」を作るうえで大切なことです。コクヨは「ユニバーサルデザイン」という製品展開を行っている様子。コクヨサイトの説明書きを拝見しましたところ、「安全」「使い方がわかりやすい」「快適で疲れない」「動きが確実・結果/経過がわかりやすい」(抜粋)などのキーワードが紹介されています。実際、このテーマで作られた製品群は基本形状が吟味され、文房具デザインのうち「使う」という面において、完成の域に達している印象を受けました。これだけ検討された製品が出るあたり、日本人はやっぱり文房具にうるさい国民なんだな、と思う私です。

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