2002年05月30日
■ KAIZO

日本ではパソコン改造パーム機器改造のサイトが活躍しており、
特定の世界において、KAIZOは世界共通語になりつつある
という話しを聞いたことがあります。

さて文房具界は、「部品」点数が少ないし、それほどいじるところも無いよう
なので、改造というよりもファインチューニング的な意味合いで手を加えるように
なるのでしょうか。

最近では、ノック式ペンの替芯の先にテープを貼ってガタツキを抑える、ペンの
胴軸内部に釣りにつかう鉛製の重りを貼って重量バランスを調整されているなどの
工夫を信頼文具舗のお客様から教えていただきました。なるほど。

■ ロディアに富士が

今回の記事はこれからご紹介するロディア改造のご報告がきっかけ。
信頼文具舗のお客様、S様よりお写真添付でお教えいただきました。まずはその写真。

そういえばロディアの背中ってゆっくり見ることないです。
背中にもロゴがあって、モデル名、サイズが几帳面に
書かれており、その下にはバーコード。
最後は「MADE IN FRANCE」でしめくくっているんだ。
ふーん。

いや、そうじゃなくて、この写真じゃ小さくてわかりません。
クリックしなきゃ、あれ、背中に
富士山型の切り込みが、、

そうか、この切れ込みでピンと来ました。

表紙カバーをココにはさみこむのね! これ便利なのね! c.マキバオー

ロディアって完成された製品という先入観があったので油断していました。
フトコロにずばっと直撃を受けたような感じ。すごい。

S様は、はじめてロディアを手にしたとき、当然切り込みがあるものだと思った
そうです。それが無かったので、ごく自然に切り込みを加えたご様子。
その名も「フジヤマ・カット」。
S様は語ります。

「日本人の心のわびさびを感じ取っていただければ幸いです」

フランスからやってきたロディアがいよいよ日本に根づいた証のようなお言葉。

折しも一昨日、私の大阪出張途中、新幹線から見えた美しい富士山頂の姿と
この「フジヤマカット」を心の中で重ねあわせた私でした。

S様ありがとうございました。

■ ボールペンにパパイヤ

次の改造の話題は神奈川県のW様。(=私)
写真をご覧ください。

おなじみオート社のニードルポイント「Color hex.」。
0.7mm極細油性ボールペンならではのなめらかさ。
ぶ厚いカーボン伝票への筆記が楽しくなってしまう信頼文具舗ご用達のペンです。

けれども伝票たくさん書いているとさすがに手指が痛くなってくる。
そこで、待ってましたとばかりに、これもまたオート社のウレタン・グリップ。
同じメーカー同士で、これベストマッチングです。だって見かけがあの人、そう、

私はこのペンを、パパイヤ鈴木さんと呼んでいます。

でも、これじゃ改造にならないです。ではペン先をよ〜く見てください。

って、また、小さい写真だけじゃわかりませーん。

これで気づくのはオート社の開発の人だけかも。

しかたがない、クリックするか。

まわりくどくてすみません。
オート社の製品って前回の時といい、なぜかいじりたくなってしまうのです。
いじると良くなるのだから、それだけ見込みがあるという事だと思うのですが。
でも最近は他社がペン先を細くしたり、ペン先のガタツキを少なくさせたり
いろいろ工夫しているようですから、オートさん、また次の何かを期待してますヨ。

では最後に、文房具の改造と言っていちばん最初に思いだしたサイトをご紹介。

こんなに楽しいサイトはありません。すでに多くのかたがご存知「イロブン
なかでも、この改造ページは最高!