2003年7月20日
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■ トンボ鉛筆の海外向け展開
文房具の展示会「ISOT」(国際 文具・紙製品展 )。 欧州向けのカタログ(展示会専用の資料)を拝読すると、私がここ数年考えていた トンボと聞いてまず最初に思い浮かぶのが高品質な鉛筆と消しゴム、また最近では 私はトンボ鉛筆の筆記具が海外で数多くのデザイン・アワードを受賞していたことを そんなトンボ鉛筆の近況を私なりに解釈し、以下にご紹介させていただきたいと思います。 |
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■ TOMBOW 「 デザイン・コレクション 」
もうかなり前のことになりますが、トンボ鉛筆でZOOMという筆記具のシリーズがあったことを 日本では目にする機会がほとんど無くなってしまったこれらの製品は、じつは欧州で ほかにもハマキ形でしっとりと落ち着いた雰囲気の「HAVANA」や、柔らかな曲線が美しい
■ LAMY か TOMBOW か そのようななかで1999年、こんなトピックスがあったそうです。 副題は「未来をめぐる二者間の競り合い」 このレポートの中で、ラミーアクセントの交換式グリップのアイディアを評価する一方、筆記具 |
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■ ZOOM2000 さて、TOMBOWの海外向け筆記具ライン「デザイン・コレクション」のなかに、 |
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" ZOOM2000 "
BALLPOINT PEN TOMBOW / JAPAN |
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伸びやかなフォルムが美しい、「 ZOOM2000 ボールペン 」 オールアルミ&オール削り出し。手の込んだ作りのボディは、切削の際についた回転方向の微細なヘアーライン のおかげで柔らかな光の陰影を作り出します。アルミなのにふわりとした透明感があって、145mmの全長を あまり感じさせません。(この感覚をお伝えしたく、光の角度と背景に腐心したのですが、いかがでしょう。) そして、ZOOM2000 一番のポイントは胴軸中央部のシャープなカッティングです。これがすごい!(後述) |
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写真上がボールペン 下がローラーボール。 ならべると似たプロポーション。 |
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「ZOOM2000」は、トンボ鉛筆が西暦2000年を記念して作ったモデルです。 欧州では102ユーロ前後、米国では100ドルで発売され、かなり高額のもの。 ボールペンとローラーボールがあります。ボールペンは胴軸後端の部分を回転させてペン先を |
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ZOOM2000の胴軸中央に浅く鋭く掘り込まれた溝。 この溝の切削にはたいへん高度な加工精度が要求され 指定工場における職人の技と手間のかかる作業。 なにより溝の開始点を合わせるだけでも難しいとのこと。 この溝が軸の周囲にぐるり6組・合計12本もあり 全体の柔らかな雰囲気に「エッジ」を効かせています。 |
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このようにさりげなく手間を投入するところが、 イメージリーダーモデルたる ZOOM2000 の「静かなる贅沢」なのかな? 「道具」からはすこし距離を置き、どちらかというとオブジェの雰囲気。 このZOOM2000は日本では以前、試験的に限られた数量が販売されました。 |
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■ これからの活躍にも期待
製品としては今回、トンボ鉛筆のデザイン・コレクションの代表として「ZOOM2000」の このあたり機会を見て、また皆様にご報告をさせていただきたいと思います。 欧米での、そして日本での活躍に期待。 トンボはもう、「TOMBOW」に! (株式会社トンボ鉛筆様、ステーショナリープログラムへのお声がけありがとうございました。) |
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TOMBOWのデザインコレクションは2003年11月より、日本全国での販売がスタートしました。 |
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