2003年8月1日
■ アートペン

先日、自分のアートペンを洗おうと思いペン先をつかんだら、
スポッとペン先のパーツがまるまる抜けました。(写真)

あれ、こんなこと説明書には出ていなかったなあ、、、
でもこれ便利。インクの色替え時などのペン内洗浄もこれならスッキリです。

写真上:ペン先 写真下:ペン芯

アートペンのペン先とペン芯先端の両方を指で慎重につかみ
ゆっくり引きだすと、このように抜けました。

もちろんインクカートリッジは外しておいてくださいね。

ペン芯部分の構造がよく勉強できます。
毛細管現象(?)を利用して、一生懸命インクをペン先に導いているんだな。

買ったばかりの万年筆でインクの出かたが悪いときに、輸入元さんに問い合わせるとよく
「ひと晩、ペンをぬるま湯に浸けてみてはいかが?」とアドバイスを受けます。
その理由がよく理解できます。出荷時のテスト用インクとかがちょっと固まっただけでも
これでは詰まってしまうでしょうね。

肉眼で見える部分だけでも細かい作りなのがわかるのに、高倍率のルーペで見ると
さらに細部に微妙な加工がほどこされており、二度びっくりです。

インクを導く溝の、さらにその中にスリットがあり、そのスリットの数も最初1本なのが
ペン先に向かう途中で2本になっています。なにか意味があるのでしょう。

アートペンを使ってから、万年筆のことが身近になり、楽しさを知り、こんどは
万年筆の構造まで実習できました。良き教材です。

その後、わる乗りして自分が使っている3本のアートペン全部のペン先を調べました。
どれも同じように引き抜くことができました。でも、皆さんのアートペンも同じとは
限りませんし、もし壊れても保証しません。よろしくお願いします。

■ 医者に復讐せよ!

と書きましたが、
私がお医者さんとケンカをしているわけではありません。

ラウンジでもおなじみ、氷川さんが本を出されました。

「医者に復讐せよ!」 氷川 剛 著 / 風媒社(ふうばいしゃ)  
ISBN4-8331-1062-8  \1,700+税 ダイレクト販売は →こちら
いま日本の医療が抱える問題、病院または医師のモラルについて、
多くの調査実例を挙げながら解りやすく表現された本書。
さまざまな問題点を指摘しつつも最終的に、医師は患者にどのように接するべきか
反対に患者は医師をどのように捉えたらよいのか、その基本の基本にフォーカスしてゆく
ところがこの本の独自的なところと思いました。
日本で声高に言われている「構造改革されるべき聖域」のひとつ、医療の世界に
専門家が患者の視点から切り込んでゆく1冊です。
■ 電脳カマタ食堂

感激の出会いです。
なにしろ、文房具に求めるところが私とそっくり同じなんです。
うれしいやら、びっくりするやら、照れるやら、、、

その方のお名前は「カマタスエコ」様です。このカタカナ、目に焼き付けてください。:-)

ご本人のサイト「電脳カマタ食堂」のプロフィールによれば
「エッセイスト、コピーライターにして、家庭料理研究家」
いや、それだけにはとどまっていないと思います。

キリンビール「BOSTON CLUB」にもコーナーをお持ちで、各方面にてご活躍中。

サンタクロス・ドットコム」ページ右側、
カマタ編集長による「週刊サンタ通信」の「ざくざくZAKKAっ」をご覧いただきたい。
ステーショナリープログラムを高品質にしたような記事が総数120ページ!
信頼文具舗で使っている梱包用テープも出ているのでした。

■ BackPage

私が中学生のころ、通っていた学習塾の先生が科学に関する本を出しました。
当時購入してその後手放してしまったものをまた欲しくなり、見つからなくても
もともとと思いつつWebで検索したところ、その本のリストが出てきました。

あるのですね、インターネットの古書店「ひと味違う絶版古書館 interbook BackPage

「紙背人」(=店長様)による明快なページ構成、書籍名の羅列から
背表紙がきっちりと並ぶ、古書店のあの少々圧倒させる雰囲気を連想させます。

探していた本は文庫本であったにもかかわらず、20年前(第6刷)のもの
とは思えない、良きコンディションで我が家に届けられました。

いま再び、本が熱い。