2005年1月11日
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■ 葵(あおい)の花と共に
今年も「和の心」が届きました。 |
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旧暦(天保暦)を基にしたダイアリー。
毎月の始まりが新月になっています。 通常のダイアリーとしても使えます。 (今年は 信頼文具舗 でもお取り扱いです。) |
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■ たかが、、されど、、 | |||||
万年筆を見るとき、最近はできるだけ「たかが万年筆」という気持ちで見るようにしています。奥が深いとか不思議な世界とか、そういった気持ちで見てしまうとハードウェアとしての製品への正しい判断ができなくなってしまうからです。ペン先の微妙さを言うならば、あれだけ大量に生産されている水性ボールペンの書き味に、いまだ改良の余地を感じることのほうがよほど奥深く、不思議に思います。 | |||||
けれども万年筆を手にした人の多くは、その万年筆を買ういきさつについて思いを込めて語り始めるのですよね。それを見ると「されど万年筆」に逆戻りです。万年筆には人と物をつなぐ不思議なチカラがあります。ソフトウェアとしての万年筆は、だれかに研究をしていただきたいテーマです。
でもでも、これからしばらくはできるだけ「たかが万年筆」という目で見てみたいと思います。そういう気持ちで見ることでいくつかの発見もできるものです。写真は仙台・大橋堂様の万年筆(ペン先部分)です。仙台まで行って工房におじゃまをしてきました。ここの万年筆は、製品自体が「たかが万年筆という目で見て欲しい」と言っているような気がします。どうなんでしょう。 |
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