2005年4月15日
■ De-Flag
兵庫の「(株)西脇計算センター」様が開発されている
フィルムふせん「De-Flag(デフラグ)」です。
一見すると横罫線の手帳リフィルなのですがこの紙面には白色半透明のフィルム付箋がびっしりと貼り込まれているのです。

フィルムをはがした写真は →こちら

このフィルムは横罫線2段分の縦幅で、リフィル上で記入してからはがしてもよし、はがしてから普通の付箋紙として使うもよし、応用次第でいろいろと活用できます。なによりフィルムの「薄さとコシ」が良い。

丈夫なPPのフィルム。しかも糊面積が付箋全体の4分の3もあるので、付箋にありがちな貼ったときの心もとない感じが無いのが良いと思います。手帳への粘着力も具合良く調整されています。無色の付箋というのも意外と独自性あり。

西脇計算センター様は本当はオフィス機器販売の会社。でも社長様の思い入れからこの商品を長年開発されておられます。開発担当のかたがずっと以前からsprgにサンプルをお送りくださり、このたび写真のような洗練されたパッケージが出来上がり、会社のWebページも公開とのことで、これを機会にsprgにてご紹介をさせていただきました。

■ POST MEMO

そしてこちらは「POST MEMO (ポストメモ)」です。

透明な付箋では見えない!という方にはカラータイプも用意されています。

付箋が重なった状態では写真のとおりパステルカラーの平凡な色。でも台紙からはがしますと1枚の色は淡く美しい色調で、ずっと使っていたい気持ちにさせます。

1枚ずつの美しさを写真でお伝えできないのが残念。白いiBookに貼っても似合います。

こちらの製品は「フィルムふせん POST MEMO」。単なるカラー・バリエーションと思われそうですが、台紙からはがして1枚にした時の淡い色調はとても美しいものです。こちらも糊面積は4分の3と充分。

台紙は厚口の透明樹脂なので手帳内側のポケットに台紙ごとスッとはさんで使うのも便利。「De-Flag」の独自性も良いものですが、こちらのほうがわかりやすい商品かもしれません。50ミクロンという薄さは手帳の厚みにも影響が少なく、快適なものでした。

付箋紙をフィルムにしただけと思われてしまいそうですが、使い勝手・素材の設定・色調整・糊の強さなど、こんなにシンプルな製品にもかかわらず隅々まで検討が行なわれている点が本製品のすごいところです。開発には構想も含めトータルで8年近くかかっているそうで、この製品を必要とされているかたにながく愛される事を願っております。