2005年10月18日
■ MIDORI のビジネスダイアリー「プロフェッショナル」
ここ数年ニュースにあふれている会社。MIDORI こと、株式会社ミドリ
先日このMIDORI さん(以降敬称略)より
ビジネスダイアリー「プロフェッショナル」のご紹介をいただきました。
最近、国内のダイアリーを勉強していたところだったのでちょうど良い機会。
(各写真をクリックすると拡大します。)
私たちにはファンシーな文房具のメーカーで広く認知されているMIDORIは、じつはビジネスダイアリーつまり手帳が主力商品のひとつだそうです。一時はビジネスダイアリーのシェアとしてトップクラスだったとのこと。(すみません、私は知りませんでした。)さりげない意匠のカバーやダイアリー専用に作られたMIDORIオリジナルの「MD用紙」を採用するなど、実際に製品を手にしてなるほど!と思う点がたくさんあります。
写真は「プロフェッショナル」シリーズの代表モデルである「スリムタイプ」です。125×215(mm)のサイズはA5の短辺を25mm短くしたものに相当します。このサイズは用紙面積を充分に確保しつつ総重量を軽減できます。そして手に持ってもダイアリーが用紙の自重でダラリとたれず、手に持ってもカタチがくずれないメリットも。

カバーの端、指を掛ける部分にはスリムな金属製のパーツが取り付けられ、これがデザイン上のアクセントとなっています。カバーの傷みも防いでいます。さりげない感じが良いもの。

写真は「見開き一ヶ月」タイプ。カレンダーのように一覧できるこのタイプはアポイントメントの少ない人、そしてダイアリー初心者には入りやすいものと思います。このページをめくると次は見開きのシンプルな横罫線ページ。つまり、ダイアリー+横罫線が交互に出てくるので、スリムな外観にもかかわらず実用性はなかなかのものです。

ページ左端には一ヶ月分の日付が縦一直線に並んでいるので、展示会など「期間もの」の矢印を記入するのに便利。これ、なかなかのアイディア。

(上品な淡い罫線なので照明を加減しながらの撮影になっています。)

紙面(レイアウトやタイプフェイス)もカバーも全てに控え目な印象。こういった「静かな製品」に好感を持たれるかたは意外と多いのではないでしょうか。PVC素材のカバーですが、その作りには最大限の配慮がされており、さすが日本の製品と思わせるものです。残念ながら「静かな雰囲気」を写真ではお伝えするのが難しく、実際にお店で手に取って確かめていただけたらと思います。

本ページの冒頭で「ニュースにあふれている」と書きました。これは文房具の展示会ISOTでのお話。ここ数年、MIDORIの展示ブースの作りや製品ディスプレイの方法が意欲的であると、業界の話題になっていたのです。私もMIDORIブースの「見せかた」を毎回楽しみにしているひとりです。ブースだけではなく、今年はプロダクツにおいても新しい展開があるとのことで、期待をしております。