2006年3月9日
■ パーソナルファイリング(スタートライン)
先日sprgでパーソナルファイリングの予告をしたところ、
その予告をきっかけにして多くの皆さんからメールを頂戴しました。
メールにお返事を書いたり、いただいたご意見について机上検証したりで
これはおいそれとスタートできないな、まだ準備が必要だなという気持ちに。
しかし、いつまでも先送りにはできませんので
考えがまとまった部分からそろりと始めてみたいと思います。

・企業のファイリングとパーソナルファイリング
まず言えるのは、圧倒的に規模の大きい企業向けファイリングが存在し、世のファイリング用品メーカーは基本的にこの企業向けを主眼にして製品を開発しております。ヨーロッパの展示会では多くのファイリング用品メーカーが出展し、各社は驚くほどに懐の深い製品群を展開しておりました。

企業向けのファイリング用品にどのような物があるかは、国内外の展示やカタログを見ればだいたい分かりますが、これら製品の運用方法については師匠に就いて勉強なかばでして、ご説明は今後に委ねます。

いっぽう今回テーマとするパーソナルファイリング(以降「PF」と略します。)は、企業ファイリングと一部同じ製品を共用しながらも多くの点でそれとは考えの異なるものと捉えております。たとえば企業では大人数が共通のルールのもとでファイリングを運用してゆかなければならないこと。それに従い一度導入されたファイリングの仕組みは長期間変わらずに運用される事が求められます。

PFでもできることならば長期運用でありたいものながら、もし採用したファイリングの仕組みに不都合があるならば早めに最適なカタチに変化させてゆくべきで、実際変化もさせやすいものであります。また、今後新しく登場する用品やシステムをいちはやく導入するのも良いでしょう。PFの最適化にはなにより本人の動機付け(モチベーション)が一番です。興味のある方法や製品をどんどん追いかけてゆくほうが勉強になり、理にかなっているのではないでしょうか。

・スタートライン
PFのスタートラインは「お片づけ」だと思います。この非常に単純な事を基点にすれば、余計な事を考えずに済みそうです。(と言いながら自分は「お片づけ」がヘタです。机の上は取材の撮影日以外は恐ろしい状況になっております。でもいつも自分で決めた仕組みを外していないので、書類に関しては探せばいずれ出てまいります。余分な書類が適宜処分される流れもできています。)

単純なお片づけ思想を忘れずに、PFのあれこれを探ってみます。

(次回に続く)