2006年4月8日
■ 9周年
ステーショナリープログラムをご愛顧いただきありがとうございます。

本ページ下端に記載の「since1997」から数え
4月1日でsprgは9周年となりました。
当サイトをひごろ支えてくださっている皆様に心から御礼申し上げます。

本日は、5周年目の記事(2002年4月1日)以降を振り返ってみました。
当時は5年の実績を踏まえてsprgの方向性が明確になってきた頃です。
世の中は雑貨・輸入雑貨の人気がほぼピークに達している時期でありました。
文房具について絞ってみると、このジャンルの楽しさを創ってくださった
スコス ステーショナリーズ・カフェ様の店舗や書籍でのご活躍が
私たち文房具ファンへの大きな希望を与えてくださり、
この先さらに文房具に注目が集まることを予見させました。

その時点でLAMYやQUOVADISのダイアリーは充実していましたが、さらに
RHODIA,MOLESKINE,CLAIREFONTAINE,EXACOMPTA等の各銘柄が多くの
ラインアップを従えて日本にやってきたのが大切なトピックス。
信頼文具舗を見ますとFISKARS,倉田様のmargherita,そしてTRIM様の革製品
と、デスク周りをかたち作る重要な製品が揃ったことも外せません。

その後のsprgは、こうした「充実した製品環境」を背景にして、これらを
いかに組み合わせてゆくかというソフトウェアに興味が移ってまいります。
「ペン&ノート構成」や「多ペン派」といったタイトルが散見されます。

大きな転機は2003年の初夏の頃でした。
早川書房様より「文房具を楽しく使う」最初の打診をいただいた時期です。
さきにご紹介のとおり手元にはすでに良質な製品が揃っていたこと・
自身においてはソフトウェア的な検証もだいぶ進んでいたことから、
書籍をとのお声がかりは、今になって思えばベストなタイミングであった
と思います。(その後の移ろいは皆さまご存知のとおりです。)

そしていよいよ、ステーショナリープログラムは10年目に入ります。

本来ならばこの先3年の計画を立てていなければならないのが、このところ
向こう一週間の事に精いっぱいで準備不足の追いかけっこになっております。
このため現時点では今後のお話ができないのですが、
いま取りかかっていることが将来に渡って確かなものとして残るように
ページを今まで以上に丁寧に作ってゆきたいと考えております。

それともうひとつ。
近年のブログの普及で皆さんが発信する文房具関連情報の質と量は飛躍的に
高まりました。それらと較べましてsprgの記事のレベル・更新頻度はもはや
見劣りするものとの認識を深め、反省しています。
ヘルベティカ・イタリックで記された"StationeryProgram"の文字が
これからも輝き続けるように、ステーショナリープログラムならではの
独自の道を探してまいります。