■ SPRG / REVIEW

ノートパッド「RHODIA(ロディア)」 ★ 2000年4月の記事 ★

■ 製品
 
製品名「BLOC RHODIA」。フランス製。
上綴じタイプのノートパッドです。
用紙は5mmピッチの方眼紙。
 
複数あるサイズの中から、今回は次の2種類を購入しました。
・(写真左)モデルNo.08 寸法74mm×210mm
・(写真右)モデルNo.13 寸法100mm×145mm
 
オレンジ色で厚口の紙カバーには2本の針葉樹?のイラストに太字でRHODIAのロゴ。
カバーには多少の撥水(水はじき)性のある紙が用いられています。
カバーと用紙の全体は太いステープラーの針で綴じられています。
用紙上端にはミシン目が入っており、1枚1枚切り離しが可能です。
1冊80シート。
 
(写真左列)
カバーに刻まれた3本の折り目に従って表紙を折り返すと、ノートは筆記に最適な状態となります。
 
(写真右側)
ノートにはカバーだけではなく背面にもう1枚ボール紙が綴じられており、手持ちでもしっかり
と筆記できるようになっております。
■ コメント
 
フランス製、オシャレな雰囲気!
いえいえ、おしゃれなだけではこの「Review」のコーナーには掲載されません。
 
一見、なにも無いようなそぶり(外観)を見せて、使いやすさのための必要なものは揃えている。
「BLOC RHODIA」はそんな製品。シンプルの見本のようなものです。
 
まず、上綴じノートでありながら、ちゃんとしたカバー(表紙)を備えていること。
この種の「いっときのメモ帳」系製品の場合、表紙は不要、あっても切り取ってしまうのが普通
ですが、外出先で使うとなると表紙があったほうが、カバンに入れるときの収まりなどで有り難
たいものです。ひとまえで使うときも、ちょっと着飾ったノートのほうがうれしいですし。
 
ところで、このノートにはメーカーの「律義さ」を知るふたつの部分があります。
 
そのひとつめはカバーに刻まれた3本の折り目。
この折り目は、カバーをノート背面に折り込む時の助けになります。折り目に従って、カバーは
ノート背面に正確に折り込まれます。カバーのふくらみによる寸法も計算されているようです。
折り込む際の所作には、ほんのりと嬉しささえ感じます。
カバーを折り込んだあと、ノート上端にカバーの一部がオレンジ色の帯となって残る時のノート
全体の風情もなかなかの美しさ。
 
ふたつめの「律義さ」は、用紙上端に入っているミシン目です。
俗に言う「マイクロカット加工」になっており、用紙を精密に切り取り可能。用紙を何枚カット
しても切断面がちぎれた紙でゴワつくことが無く、いつまでも気持ち良く使えます。輸入ノート
は作りが粗いのではないか、という自分の先入観に反省しました。
 
モデルNo.13用紙には淡いムラサキ色の方眼が印刷されています。
この色だけで使うのが楽しくなってしまう人もいるかもしれません。
方眼は用紙裏面にも印刷されています。
 
用紙の厚さは一般的なコピー用紙より少し薄い程度。コシのある紙です。
用紙の表面は平滑で、ペン・ボールペン・鉛筆のいずれの筆記でも良好でした。
 
以上のご説明を通してお判りのとおりシンプルな外観にもかかわらず、出先で・手持ち状況でも
気持ち良く使えるノートであると思います。
  
2000年04月15日作成