2017年4月2日、トークイベント「春のモノ祭り」を開催しました。
最新の「小物」事情にお詳しいゲストをお招きし、
シルクラブという上質な空間でお話をお聞きする趣向です。
題名:「SPRGトークライブ 春のモノ祭り」
主催:ステーショナリープログラム
協賛:リュウド株式会社
協力:喫茶「橙灯(だいだい)」
会場:シルクラブ中野山田屋
ゲスト:
・竹村 譲 様(オフィスコロボックル)
・納富廉邦 様(ライター・小物王)
司会進行:
・和田哲哉(ステーショナリープログラム)
美しい庭に囲まれた「シルクラブ中野山田屋」の玄関口。
呉服屋「中野山田屋」のご主人:西村重博氏(故人)が、絹織物の普及をめざし東京・沼袋に築造した上質なサロン「シルクラブ中野山田屋」。ここで3月26日から4月2日まで企画展「和更紗と伊勢型紙の世界」が開催されていました。その最終日、2階のカフェスペース横をお借りして今回の「SPRGトークライブ・春のモノ祭り」を行わせて頂きました。
ステーショナリープログラム(SPRG)名義のトークライブは、2012年の催事以来じつに4年半ぶりです。会場運営から開演中まで緊張の連続でした。
マイク無し。ゲストと来場者が接近しての濃密な時間。
シルクラブ2階、カフェスペース横の和室。畳に座って本をゆっくり楽しめる静かな空間です。そこには館内じゅうに音を響かせることも出来る大きなオルゴール。窓には2分咲きの桜が見えます。
コーヒーを頂きながらのトークライブ。この日は横浜青葉台の喫茶・橙灯さんの出張カフェでした。シルクラブの催事では、いつもですと café LULU さんが出店されるのですが、あいにくお忙しいとのことで東京小猫商会メンバーの橙灯さんにお願いをしました。
さっそく「春のモノ祭り」の本題に入りましょう。今回ゲストが取り上げた製品は6つでした。竹村様からは「モバイルプロジェクター ASUS ZenBeam E1」・「Rocketbook Wave」・「デジタルペーパー・SONY DPT-S1」。納富様から「トライオン・PS313」「ミドリ・携帯マルチハサミ」。私からは「サンウェイマン D20A」。
写真は竹村様、「フリクションで書いて電子レンジで消去出来る」米国の最新ノート「Rocketbook Wave」ご紹介の様子。
プレゼンテーションの達人、竹村様より次から次へと飛び出す製品エピソードに、会場は感心のうなり声と笑いの連続です。Rocketbook Wave、文字の消去には「ノートを電子レンジへ寝かせ、表紙の上にはコップ一杯の水を」という儀式が必要とのこと。そして散々説明をされておきながら肝心の電子レンジ消去は「まだこれから」と、最大のオチが待っていました。
(その後、竹村様による「消去してみた記事」が公開されました)
納富様と言えば、私には「仕様・文化・歴史の各方面へと縦横無尽に駆け巡る、スピード感のある製品紹介文」が印象的ですが、会場では一転、製品への想いをゆっくりと丁寧に語っておられました。写真は(株)デザインフィルのプロダクトブランド:「ミドリ」の「携帯マルチハサミ」を説明されているところ。
そのほか、トライオン(株)のスリムなトートバッグ「PS313」のご紹介も。
竹村様が手にしているのはソニーの法人向けEインク端末「デジタルペーパー・DPT-S1」。この製品の良さと可能性について、おふたりのお話がはずみます。
(※竹村様はDPT-S1を2年以上お使いとのことでしたが、このイベントの3日後ソニーからは後継機「DPT-RP1」が発表されました。)
トークライブが行われた空間の素晴らしさがわかる1枚。そして私は司会進行役を忘れ、すっかり「いち聴衆」になっています。(笑)
終盤は、このイベントの運営を支援してくださったリュウド株式会社様の製品について、ちょっと時間を割かせていただきました。
ひごろステーショナリープログラムや信頼文具舗をご覧のかたはご存じかと思われますが、竹村様はリュウド様が販売している「ツバメ・ThinkingPowerNootbook」シリーズや、超軽量バッグ「ThinkAero(シンクエアロ)」シリーズなどを生み出した「ThinkingPowerProject」のリーダーなのです。
昨今の別製ツバメノートブームのきっかけを作ったと言われている「ツバメ・ThinkingPowerNootbook」は、竹村様とアスキー総研所長の遠藤諭様、そしてリュウドの長澤社長様、3人によるプロジェクトから生まれました。
写真はプロジェクト最新モデル:「ThinkingPowerNootbook ダ・ヴィンチ手帖」です。ツバメ・フールス紙の綴じノートを柔らかな本革のカバーで仕立ててあります。
会場では、ダ・ヴィンチ手帖の開発秘話が紹介されました。毎年多くの媒体で手帳特集の記事を書かれておられる納富様にもダ・ヴィンチ手帖の見どころについてお話を頂きました。
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さて、冒頭でもご紹介のとおり、会場となったシルクラブ中野山田屋では、企画展「和更紗と伊勢型紙の世界」が開催されており、連日多くのお客様が来訪されていました。下の写真は地下メディアルームで行われていた伊勢型紙の展示(開催前夜)の様子です。
東京小猫商会は3年前の春、初めてシルクラブでの催事を開かせて頂きました。当時は先ほどご紹介した遠藤諭様によるユニット:「東京カレーニュース」様のご協力で、桜を見ながらカレーを頂き、シルクラブを創設された西村重博氏のご功績を偲ぶという深い企画:「桜とカレーと重博と」を実施。今年もあの時と同じく、館内の大きな桜の木が私達を迎えてくれました。
おかげさまで「SPRGトークライブ 春のモノ祭り」は盛会のうちに終了となりました。今回の貴重な経験を踏まえ、次の催事を考えてまいりたいと思います。近いうちにまた皆様にお声掛けをさせて頂けたらと思います。ありがとうございました。
ご関係様リンク一覧:
・竹村 譲 様 連載 Ascii.jp T教授の「戦略的衝動買い」
・納富廉邦 様 All About プロフィール
・リュウド株式会社 様 公式サイト
・喫茶「橙灯(だいだい)」様 橙灯 公式
・シルクラブ中野山田屋 様 公式ページ
(本ページは、催事の運営支援をしてくださったリュウド株式会社様製品のご紹介を含むため[PR記事]とします。)
Category: イベントなど | 2017/04/07
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