2006年5月9日
■ 幸せステープラー「デュアックス」
ウチにやって来たその日、
「コレは幸せな気分になれるステープラーだ。」と思いました。
DUAXステープラー
ヨーロッパではステープラーでトップクラスのシェアを誇る「ラピッド社」。ここの人気モデルが「デュアックス」。ご覧のとおり大型ですが、これは大量の枚数を軽いチカラで綴じるための基本です。

丈夫な金属製のボディをそれほど大げさではない曲面の樹脂パーツが囲ったスタイル。ハンドル部分も手に優しい形状。

海外はもちろんのこと、日本でもビジネスユーザーを中心に人気の製品とのことです。

 "DUAX " Rapid / Sweden
第一の「幸せポイント」は最大170枚相当(オフィス共用紙)の綴じ能力にあります。この種の製品で最大の綴じ枚数は常に気になるもの。170枚という圧倒的な能力は、たいていの綴じ作業では問題の無いボリューム。「綴じれるかなあ、、?」の心配から開放されるのは、それだけで大きなアドバンテージ。ちなみに170枚前後とはロディア2冊分に近づく厚さです。ロディア一冊なら「サクリ」と打ち抜けるので、自分でロディアみたいな物も作れてしまう!?
左がデュアックスのステープル。右が一般的なNo.10ステープル。これまた圧倒される大きなのですが、、、ご心配なく。
第二の「幸せポイント」→こんなに大きなステープルを使ってしまうと、綴じた後が大変じゃないかと想像されます。そうです、たった数枚を綴じた時には紙の裏側に恐ろしい長さの「ステープルの足」が余ってしまう恐れ。ところが、そこがデュアックスの凄いところ。綴じる作業と同時に、綴じる枚数に合わせて「足」を最適の長さにカットしてくれるのです。
台座部分、少し斜めに埋め込まれた部分がデュアックスの心臓部。ステープルの「足」をカットするメカ。
綴じる用紙の枚数にかかわらずステープルの「足」がキレイにカットされている事がわかる。メカの構造上、足は互いにオフセットされた位置になる。
デュアックスの非凡さ、おわかりいただけましたか。ただし、注意すべき点もあります。ステープルをカットするメカニズムが有るために、ステープル無しでの「カラ打ち」や綴じ途中でハンドルを戻す行為は避けたほうがよいです。

従来の大型ステープラーは「XX枚〜XX枚」という推奨枚数範囲が有ったものが、デュアックスでは「2枚〜170枚」と、フリーサイズに。しかもステープルの足はキレイにカット。ステープラーという見方にとどまらず、これを簡易製本機と思えばさらにその価値が高まりそうです。

・Rapid製品の正規輸入元は株式会社ラカ様です。03-3523-9120
・この製品は信頼文具舗で発売中です。
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