2006年5月21日
■ スタンダード
〜またスタンダードとなる本が出来上がりました。
シリーズ 知・静・遊・具(ワイド版)

「頑張る日本の文房具」
(ジャパニーズ定番ステーショナリーの実力)

「シリーズ 知・静・遊・具」編集部 編
ロコモーションパブリッシング
ISBN4-86212-045-8 C0076
¥1,600+税
[取材執筆]大谷和利・加藤明典・館神龍彦・納富廉邦・和田哲哉

モノゴトには順序と準備が大切です。
ということで、満を持して、編集・石川光則氏と熱きスタッフの皆さんが
送り出す最新作は、日本の文房具メーカー23社を総力取材した一冊
頑張る日本の文房具」。

すべての製品は多くの人の情熱と苦労によって世に送り出されているはず。
本書は実際の製品担当者への直接取材を基本とし、モノと人の両面から
各文房具メーカーの「いまの姿」を、丁寧に紹介しています。

これはカタログ本ではありません。
文房具の世界を知る上で欠かせない教科書。スタンダードとなる本です。
ですから、私のように日本の製品にながい間育てられてきた文房具ファンに
だけではなく日本の文房具(そしてメーカー)に興味を持ち始めた、小学生
以降すべての学生さん達にも本書が良き情報を提供してくれるものと思います。

総勢5名の取材執筆陣という背景も興味深いところ。
不肖私も参加しているのありますが、本が出来上がるまで互いの動向が
分からない進みかただったので、見本が到着した時は皆さんがどのように
書かれているのだろうとドキドキしながらページをめくりました。

個人的には各記事の本文だけではなくキャプション(写真に付く説明文)
も気に留めていただきたい部分です。限られた文字数に伝えたい情報を
組み入れる、まるで短歌や俳句を作るがごとくの作業は楽しいものでした。

記事分類は「P−1」です。