2003年3月25日
■ 静寂のデスクトレー

株式会社 倉田裕之/建築・計画事務所 」のオリジナルブランド
margherita(マルゲリータ)」

なかでも洗練されたステーショナリーを展開する「Desktop Organizer」シリーズの
ペンスタンド PS-01 の美しさは、まだ皆様の記憶に新しいことと思います。

その後も「Desktop Organizer」シリーズはバリエーション展開が順調に進んでおります。
ステーショナリープログラムでも順次フォローしてまいります。

今回は、倉田様ご自身が欲しかったと言う「デスクトレー」をご覧ください。

・デスクトレー DS-01

写真は2台をスタッキングしたところ。
PS-01と同様、MDFの本体に薄い楢材を
貼り込んだ「突板貼り仕上げ」

シンプルで端正な側面の様子です。

margheritaのサイトには無い角度からの撮影です。こじつけかもしれませんが、私としては
このプロダクトの中で「建築」と「ステーショナリー」とのつながりを感じたショットです。

素材の特性を理解し、持ち味を引きだしつつ、最小の要素で表現されています。
3段、4段、その先までスタックされた姿も見てみたい。

では次は俯瞰(ふかん)の様子です。

書類が入って生き生きしたとしたショット。

上端に彫られたエッジによってキチッとスタッキングできます。
底面がほんのすこし手前に延びており、これが機能の「象徴」。
スタッキングして楽しみな部分です。

トレー内寸はA4用紙よりひとまわり大きいので
一般的なクリアファイルも置くことができます。

「Desktop Organizer、デスクトレーが出ます」この言葉に私も楽しみにしていました。
はたしてそれは期待どおりの製品でした、シンプルな仕上がり。書類を置くと引き立ちます。
逆に書類が無いとシンプルすぎて寂しいほど。
そういえばペンスタンドPS-01の時も同じ気持ちでした。
ユーザーが使いこなして初めて製品が生き生きしてくるのが共通の特徴なのかもしれません。

では私のプラン、デスクトレーを使ってもデスクトップが狭くならない方法:

すっきりしたデザインだからこそ最上段に小物が置けます。

ロディアのNo.8+アートペンの組み合わせがイイでしょ?

さて最後に表題の説明。
デスクトレーに使われているMDFという素材は木材を繊維レベルまで微細に砕いて、バインダー
(接着剤)を加えて圧縮加工して作られる、完全に工業化された生い立ちを持っています。
でもそれが倉田様の手にかかると、工業製品であることを忘れさせてしまうほど
静かなモノに還ってしまう不思議な感じ。そんな意味を込めて「静寂のデスクトレー」。
DS-01はmargheritaのサイトで購入が可能、信頼文具舗でもまもなく取り扱い開始です。